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千葉大学の学部別就職先まとめ|令和6年度・令和5年度の進路傾向を解説

2026.05.13

千葉大学の学部別就職先まとめ|令和6年度・令和5年度の進路傾向を解説

こんにちは、チバガク運営事務局です。

今回は、千葉大学を目指す受験生や保護者の方に向けて、「千葉大学の学部別の就職先」について解説します。

大学選びでは、偏差値や共通テストのボーダー、二次試験の配点に注目しがちです。しかし、実際に進学したあとを考えると、「その学部からどのような進路に進む人が多いのか」も非常に重要です。

特に千葉大学は、国際教養学部、文学部、法政経学部、教育学部、理学部、工学部、園芸学部、医学部、薬学部、看護学部を持つ総合大学です。そのため、学部によって就職先の業界や進路の特徴が大きく異なります。

そこでこの記事では、千葉大学キャリアセンターが公開している令和6年度・令和5年度の卒業生の就職先資料をもとに、学部別の進路傾向を受験生向けにわかりやすく整理します。

この記事でわかること

・千葉大学全体の進路状況

・千葉大学の学部別の就職先・進路傾向

・企業就職、教員、公務員、進学、臨床研修医の違い

・受験生が学部選びで意識すべきポイント

千葉大学全体の進路状況

まず、千葉大学全体の進路状況を見てみましょう。

令和6年度の千葉大学学部卒業生は2,305名です。そのうち、進学867名、就職1,198名、臨床研修医123名、その他117名となっています。また、就職者1,198名の内訳は、企業829名、教員181名、公務員関係188名です。つまり、千葉大学では企業就職だけでなく、大学院進学、教員、公務員、医療系の臨床研修医など、多様な進路に分かれていることがわかります。

ここで注意したいのは、「企業への就職者数」と「就職者全体の人数」は同じではないという点です。たとえば、千葉大学の進路状況では、就職者1,198名の中に、企業829名、教員181名、公務員関係188名が含まれています。したがって、学部別の就職先を見るときも、企業だけを見るのではなく、教員、公務員、臨床研修医、進学まで分けて考える必要があります。

また、産業別に見ると、令和6年度の学部卒業生の就職先では、医療・福祉が231名で最も多く、次いで情報通信業168名、金融業・保険業104名、製造業102名、学術研究・専門・技術サービス業89名となっています。つまり、千葉大学は医療系学部を持つ総合大学でありながら、情報通信や金融、製造業にも幅広く進んでいる点が特徴です。

このように、千葉大学の就職先を見る際には、単に「どの企業に就職しているか」だけでなく、進学・教員・公務員・医療系の進路まで含めて確認することが大切です。

参考:千葉大学キャリアセンター「令和6年度 卒業生の進路状況等」

国際教養学部の就職先

次に、国際教養学部の就職先について見ていきます。

国際教養学部は、文系・理系を横断して学べる点が特徴の学部です。令和6年度の国際教養学部は、卒業生96名のうち、進学3名、就職83名、その他10名でした。また、就職者83名の内訳は、企業72名、公務員関係11名です。

国際教養学部の特徴は、進路が一つの業界に固定されにくいことです。実際に、産業別では、情報通信業17名、金融業・保険業9名、卸売業・小売業7名、製造業6名などが見られます。そのため、文理横断型の学びを活かして、IT、金融、メーカー、サービス、公務員など幅広い進路に進んでいることがわかります。

また、国際教養学部を志望する受験生の中には、「英語が得意だから興味がある」という人も多いと思います。しかし、国際教養学部では英語力だけでなく、社会課題を多角的に考える力や、自分の関心に合わせて学びを設計する力も重要です。

そのため、将来の進路がまだはっきり決まっていない人でも、大学で幅広く学びながら方向性を探したい場合には、相性の良い学部だといえるでしょう。

文学部の就職先

続いて、文学部の就職先を見ていきましょう。

文学部は、人文・社会・言語・歴史・心理などを深く学ぶ学部です。令和6年度の文学部は、卒業生176名のうち、進学24名、就職141名、その他11名でした。また、就職者141名の内訳は、企業107名、教員5名、公務員関係29名です。

文学部というと、「就職に弱いのでは」と不安に思う受験生もいるかもしれません。しかし、千葉大学文学部の進路を見ると、企業、公務員、教員など幅広い選択肢があります。

実際に、産業別では、情報通信業28名、製造業13名、卸売業・小売業11名、金融業・保険業11名などが見られます。つまり、文学部の卒業生は、いわゆる人文系の職種だけでなく、IT、金融、メーカー、サービス業などにも進んでいるということです。

また、文学部で身につく読解力、文章力、論理的思考力、資料を読み解く力は、IT、金融、出版、広告、教育、行政、サービス業など、さまざまな分野で活かすことができます。

一方で、文学部は資格や職業に直結する学部ではありません。そのため、大学生活の過ごし方が進路に大きく影響します。たとえば、インターン、資格取得、ゼミ活動、留学、ボランティアなどを通して、自分の強みを作っていくことが大切です。

法政経学部の就職先

次に、法政経学部の就職先について解説します。

法政経学部は、千葉大学の中でも就職先の幅が非常に広い学部です。令和6年度の法政経学部は、卒業生344名のうち、進学20名、就職291名、その他33名でした。また、就職者291名の内訳は、企業213名、公務員関係78名です。

法政経学部では、法学、政治学、経済学、経営、会計など、社会の仕組みに関わる分野を学びます。そのため、金融、情報通信、コンサルティング、メーカー、公務員など、幅広い進路につながりやすいのが特徴です。

特に、産業別では、金融業・保険業57名、情報通信業43名、学術研究・専門・技術サービス業38名、製造業19名などが多くなっています。このように、企業就職と公務員のどちらにも強い点は、法政経学部の大きな魅力です。

さらに、公務員関係では78名のうち、国家公務員44名、千葉県内12名、東京都12名、地方10名となっています。つまり、国家公務員や自治体職員を目指す受験生にとって、法政経学部は非常に有力な選択肢だといえます。

したがって、「公務員も民間企業もどちらも考えたい」「金融や行政に興味がある」「社会の仕組みを学びたい」という受験生にとって、法政経学部は進路の選択肢を広げやすい学部だといえるでしょう。

教育学部の就職先

続いて、教育学部の就職先について見ていきます。

教育学部は、教員を目指す学生が多い学部です。令和6年度の教育学部は、卒業生369名のうち、進学49名、就職306名、その他14名でした。また、就職者306名の内訳は、企業108名、教員170名、公務員関係28名です。

千葉大学全体の教員就職者181名のうち、教育学部は170名を占めています。つまり、千葉大学で教員を目指す中心的な学部が教育学部であることがわかります。また、教員就職の内訳を見ると、公立155名、私立9名、その他6名となっており、公立学校への就職が大きな割合を占めています。

このように、千葉大学教育学部は、千葉県内や首都圏で教員を目指す受験生にとって、非常に有力な選択肢です。小学校、中学校、高等学校、特別支援教育など、将来の教員像に合わせて学びを深めていくことができます。

一方で、教育学部の進路は教員だけではありません。企業就職者も108名おり、教育関連企業、一般企業、サービス業、情報通信業などに進む学生もいます。実際に、産業別では、情報通信業24名、教育・学習支援業21名、金融業・保険業10名、医療・福祉9名などが見られます。

そのため、教育学部を志望する場合は、「教員になりたいのか」「教育に関わる別の仕事にも興味があるのか」を早めに考えておくとよいでしょう。

理学部の就職先

次に、理学部の就職先について解説します。

理学部は、数学、物理、化学、生物、地球科学など、自然科学の基礎を学ぶ学部です。令和6年度の理学部は、就職者50名のうち、企業32名、教員5名、公務員関係13名となっています。

理学部は、他学部と比べると学部卒での就職者数が少なめです。ただし、これは理学部の進路が弱いという意味ではありません。なぜなら、理学部では大学院に進学して研究職、技術職、専門職を目指す学生も多いと考えられるからです。

また、産業別では、企業就職者32名のうち、情報通信業16名が最も多く、学術研究・専門・技術サービス業4名、金融業・保険業3名、教育・学習支援業3名などが続きます。そのため、理学部で身につく数理的思考力、実験・分析力、データを扱う力は、情報系や研究開発系の仕事にもつながります。

したがって、理学部を志望する受験生は、大学院進学まで含めた進路設計を考えることが大切です。「理科や数学が好き」という気持ちに加えて、将来どのような専門性を身につけたいのかも意識しておきましょう。

工学部の就職先

続いて、工学部の就職先について見ていきます。

工学部は、千葉大学の中でも大学院進学の割合が高い学部です。令和6年度の工学部は、卒業生646名のうち、進学493名、就職125名、その他28名でした。つまり、進学者が76.3%を占めており、学部卒で就職するよりも、大学院に進んで専門性を高める学生が多いことがわかります。

また、就職者125名の内訳は、企業117名、公務員関係8名です。企業就職者の割合は93.6%であり、学部卒で就職する場合は企業就職が中心になります。

産業別では、製造業32名、情報通信業29名、建設業14名、学術研究・専門・技術サービス業13名などが多くなっています。そのため、工学部はメーカー、IT、建設、インフラ、技術サービスなど、理系の専門性を活かしやすい業界への就職が目立ちます。

さらに、令和6年度の就職先一覧を見ると、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、三菱重工業、日立製作所、富士通、日本電気、ルネサスエレクトロニクスなど、製造業・電機・情報通信系の企業名が確認できます。また、建設業では清水建設、大林組、大和ハウス工業、積水ハウスなども見られます。

そのため、工学部を志望する場合は、「学部4年間で就職するのか」「大学院まで進んで研究開発職や技術職を目指すのか」を考えておくことが重要です。ものづくり、建築、都市、デザイン、情報、電気電子、機械、材料などに興味がある人にとって、工学部は将来の仕事と学びが結びつきやすい学部です。

参考:千葉大学キャリアセンター「令和6年度 卒業生の就職先」

園芸学部の就職先

次に、園芸学部の就職先を見ていきます。

園芸学部は、千葉大学ならではの特色が強い学部です。園芸、応用生命、緑地環境、食料資源経済など、農学・生命科学・環境・食に関わる分野を学びます。

令和6年度の園芸学部は、卒業生190名のうち、進学93名、就職88名、その他9名でした。また、就職者88名の内訳は、企業67名、教員1名、公務員関係20名です。進学48.9%、就職46.3%となっており、就職と進学の両方が主要な進路になっています。

産業別では、農業・林業13名、情報通信業11名、製造業8名、金融業・保険業8名、学術研究・専門・技術サービス業8名などが見られます。つまり、園芸学部という名称から農業系だけをイメージする人もいますが、実際には食品、環境、生命科学、情報、金融、公務員など、進路は幅広いです。

また、就職先一覧には、サカタのタネ、雪印種苗、キユーピー、ニッスイ、マルハニチロ、日清製粉グループ、ロッテなど、農業・食品関連の企業名も確認できます。

したがって、「食に関わる仕事がしたい」「農業や環境問題に興味がある」「生命科学を学びたい」という受験生にとって、園芸学部は非常に魅力的な選択肢です。

医学部・薬学部・看護学部の就職先

続いて、医学部・薬学部・看護学部の就職先について見ていきます。

医学部、薬学部、看護学部は、医療系専門職につながる学部です。そのため、一般企業への就職だけでなく、臨床研修医、病院、薬局、製薬企業、医療機関などへの進路を分けて見る必要があります。

まず、令和6年度の医学部は、卒業生127名のうち、臨床研修医123名、その他4名でした。進路状況上、企業就職や公務員関係の就職は0名として整理されています。つまり、医学部は企業就職ではなく、医師として臨床研修へ進む学生が中心であると考える必要があります。

次に、薬学部は、4年制の薬科学科と6年制の薬学科で進路が大きく異なります。薬科学科4年制は、令和6年度は卒業生41名全員が進学しており、就職は0名です。一方、薬学科6年制は就職者47名のうち、企業46名、公務員関係1名となっています。

また、薬学科6年制では、医療・福祉26名、製造業15名などが多く、病院、薬局、製薬企業などへの進路が中心です。さらに、就職先一覧には、第一三共、中外製薬、大塚製薬、大鵬薬品工業、アストラゼネカ、ファイザー、日本調剤などの企業・機関名も確認できます。参照:令和6年度 学部卒業生の進路状況(就職先)

このように、薬学部では、薬剤師を目指すのか、研究・開発職を目指すのかによって、進路の考え方が大きく変わります。

また、看護学部は、病院や医療機関への就職が中心です。看護師、保健師、助産師などの専門職を目指す学生が多く、大学選びでは就職先だけでなく、国家試験対策、実習環境、附属病院との連携も確認しておくことが大切です。

千葉大学の就職先から考える学部選びのポイント

ここまで、千葉大学の学部別就職先を見てきました。では、受験生はこの情報をどのように学部選びに活かせばよいのでしょうか。

まず、法政経学部は、企業就職と公務員の両方に強い学部です。金融、情報通信、コンサル、公務員など、社会科学系の進路を幅広く考えたい人に向いています。

また、教育学部は、教員就職に直結しやすい学部です。一方で、企業や公務員に進む学生もいるため、「教育に関わる仕事」を広く考えることもできます。

さらに、工学部は、大学院進学の割合が高く、学部卒で就職する場合は製造業、情報通信、建設、技術サービスなどが中心です。研究開発職や技術職を目指す場合は、大学院進学まで見据えた計画が必要です。

加えて、園芸学部は、食品、農業、環境、生命科学、公務員など、専門性を活かした進路が目立ちます。千葉大学らしさが強く出る学部の一つです。

一方で、医学部・薬学部・看護学部は、医療系専門職への進路が中心です。特に医学部は臨床研修医、薬学部薬科学科は大学院進学、薬学科は薬剤師・製薬・医療系というように、学科によって進路の見方が変わります。

また、国際教養学部や文学部のように、進路の幅が広い学部もあります。これらの学部では、大学で何を学び、どのような経験を積むかによって、将来の選択肢が大きく変わります。

つまり、千葉大学の学部選びでは、「どの学部なら合格できそうか」だけでなく、「その学部で何を学び、卒業後にどのような進路に進みたいか」まで考えることが大切です。同レベルの大学として筑波大学と千葉大学の就職を比較した記事「千葉大学と筑波大学の就職実績を徹底比較!両大学の強みも詳しく分析」もみてみてください。

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まとめ|千葉大学は学部ごとに進路の特色が大きく異なる

今回は、千葉大学の学部別就職先について、令和6年度・令和5年度の公式資料をもとに解説しました。

千葉大学は、文系・理系・教育系・医療系までそろった総合大学であり、学部によって進路の傾向が大きく異なります。

令和6年度の学部卒業生全体では、進学867名、就職1,198名、臨床研修医123名、その他117名でした。また、就職者の内訳は、企業829名、教員181名、公務員関係188名です。したがって、千葉大学の進路を見るときは、単に「企業就職者が何人か」だけでなく、進学、教員、公務員、臨床研修医まで含めて判断することが重要です。

企業就職を幅広く考えたいなら、法政経学部、国際教養学部、文学部、工学部などが候補になります。また、教員を目指すなら教育学部、医療専門職を目指すなら医学部・薬学部・看護学部が中心になります。さらに、農業、食品、環境、生命科学に関心があるなら園芸学部も有力な選択肢です。

このように、千葉大学は学部によって進路の特色が大きく異なります。そのため、千葉大学を目指す受験生は、「どの学部なら合格できそうか」だけでなく、「その学部で何を学び、卒業後にどのような進路に進みたいか」まで考えて志望学部を選びましょう。

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