最新情報News & Blog

最新情報News & Blog

千葉大学園芸学部の学びの魅力と完全攻略ガイド

2025.09.22

千葉大学園芸学部の学びの魅力と完全攻略ガイド

こんにちは!チバガク事務局です!

千葉大学園芸学部を目指している受験生の皆さん、こんな悩みはありませんか?

「園芸学部って他の大学にもあるの?」 「前期と後期で何が違うの?」 「併願校はどこがいいの?」 「数学が苦手でも合格できる?」

そんな疑問を解決するために、今回は、日本で唯一の「園芸学部」を持つ千葉大学の園芸学部について、その学びの特色と入試制度を徹底解説します。園芸学部は農学部と似ているようで、実は全く異なる独自の学問領域を確立しています。受験方式も多彩で、受験生一人ひとりの強みを活かせるのが特徴です。

この記事では、園芸学部の概要から学科ごとの特徴、入試方式の違い、試験の具体的な内容と対策、そして将来のキャリアまで詳しく解説します。最後まで読むことで、園芸学部受験に必要な戦略が明確になるはずです。

↓↓無料の進路相談はこちら↓↓
無料相談はこちら

 

千葉大学園芸学部の特別性|日本で唯一の園芸学部

なぜ千葉大学なのか?

実は、千葉大学の園芸学部は国立大学では日本で唯一の園芸学部なんです。1949年に設置された歴史ある学部で、75年以上にわたって園芸学分野の専門人材を育成してきました。他の大学では「農学部」の一部として園芸学を学ぶことが多いですが、千葉大学では園芸学に特化した専門教育を受けることができます。これが千葉大学園芸学部の最大の魅力です!

<キャンパス情報>

 所在地: 松戸キャンパス(千葉県松戸市) 

 最寄り駅: JR常磐線・新京成線「松戸駅」徒歩15分 

 特色: 豊富な実習施設(農場、温室、実験圃場など)完備

 

「農業」や「環境」を越えて、都市緑化・景観設計・食品開発・資源経済まで幅広く学べるのが最大の魅力です。

学科構成と定員|自分に合った学科選びのポイント

千葉大学園芸学部は4学科体制で、それぞれ異なる専門分野を学ぶことができます。

学科名 定員 偏差値* 共通テスト得点率* 主な学習分野
園芸学科 64名 60-61 75-82% 果樹・蔬菜・花卉園芸、植物工場
応用生命化学科 31名 60-61 75-80% 植物生命化学、食品化学、微生物
緑地環境学科 66名 58-60 68-75% 造園学、環境緑地学、景観生態学
食料資源経済学科 29名 60-61 70-76% 農業経済学、食料経済学、農村社会学

 *河合塾2026年度入試情報より

各学科の特色詳細

園芸学科(定員64名・最大学科)

  • 植物の生産から品質向上まで幅広く学習
  • 最新の植物工場技術も習得可能
  • 種苗会社や農業関連企業への就職に強い

応用生命化学科(定員31名・最少学科)

  • 生命現象を化学的に解明する理系色の強い学科
  • 食品・化学・医薬品メーカーへの進路が多様
  • 大学院進学率が高い(約50%)

緑地環境学科(定員66名・人気学科)

  • 都市緑化や環境保全の専門知識を習得
  • 造園設計事務所や環境コンサルへの就職実績
  • 公務員(環境・都市計画分野)にも多数合格

食料資源経済学科(定員29名・文理融合)

  • 経済学的手法で農業・食料問題にアプローチ
  • 数学の負担が比較的軽く、文系出身でも対応可能
  • 農林水産省等の国家公務員への道も

入試制度の全体像

園芸学部の入試は、以下の4本柱で構成されています。

  • 一般選抜(前期・後期)
  • 学校推薦型選抜
  • 総合型選抜(園芸産業創発学プログラム)
  • 私費外国人留学生選抜
入試方式 出願期間 試験日程 主な内容 特徴
一般選抜(前期) 2026/1/20〜2/1 2/25 共通テスト+個別学力検査
園芸学科・応用生命化学科:数学+理科2科目+英語
緑地環境学科・食料資源経済学科:数学+英語+国語(理科1科目選択可)
文理融合型の選抜。理系重視だが、緑地・経済系では国語や社会の比重も高い。
一般選抜(後期) 2026/1/20〜2/1 3/12 共通テスト475点+個別1科目400点 高倍率(5〜6倍)で実力勝負。
学校推薦型選抜 2025/10下旬〜11/初旬 11/15〜11/16(例) 小論文+面接(+調査書) 小論文は農業・環境・食に関する課題文読解型。面接で関心や将来像を問う。共通テストの課す/免除は学科ごとに異なる。
総合型選抜(園芸産業創発学プログラム) 2025/10/24〜10/31必着 11/8〜11/9 模擬実習・模擬実験・模擬講義・レポート・プレゼン・面接 知識よりも実践力・協働力を重視。授業さながらの課題で適性を評価。合格内定11月末、最終判定は翌2月に共通テストと合わせて決定。
私費外国人留学生選抜 10月下旬(予定) 11月上旬 EJUスコア、日本語能力試験、面接 国際性を重視。特に応用生命化学科などで海外志願者多数。

入試の特徴まとめ

  • 学科ごとに必要科目が異なり、文理どちらにも門戸が開かれている
  • 総合型選抜は、模擬実習・プレゼン重視の実践型
  • 学校推薦型は、小論文+面接中心で活動・志望動機を評価
  • 一般選抜は理系科目が中心だが、緑地環境・経済系では文系科目も重要
  • 留学生選抜があるなど、国際性の強さも特徴

受験対策ポイント(入試方式別)

入試方式 対策ポイント
一般選抜 数学・理科の基礎固め+英語長文対策。理科は生物・化学で融合問題に対応できる力を養う。
推薦・総合型 小論文練習(社会課題を自分の言葉で書く)+模擬面接(志望動機・将来像を一貫して語る)。
園芸産業創発学プログラム 園芸・農業関連ニュースやフィールド経験を整理。グループワーク・発表形式に慣れておく。
留学生選抜 日本語能力・EJUスコアの早期対策。英語・日本語で専門的内容を説明できる力が有利。

 

前期日程入試完全攻略|配点と対策のポイント

前期日程の基本情報

試験日: 2025年2月25日(火) 合格発表: 2025年3月8日(土) 募集人員: 計127名(全学科合計)

学科 前期募集人員 志願倍率(2024年度)
園芸学科 44名 2.5倍
応用生命化学科 20名 2.8倍
緑地環境学科 46名 2.7倍
食料資源経済学科 17名 3.2倍

前期日程の配点詳細

合計点: 1375点満点

試験区分 配点 比重
共通テスト 475点 34.5%
個別学力検査 900点 65.5%

 

共通テスト配点内訳(475点)

教科 科目 配点
国語 現代文・古文・漢文 100点
地理歴史・公民 2科目選択 100点
数学 数I・A、数II・B・C 100点
理科 物・化・生・地から2科目 or 基礎4科目から2科目 100点
外国語 英語(リスニング含む) 50点
情報 情報I 25点

 

個別学力検査配点(900点)

教科 配点 試験時間 出題範囲
数学 300点 120分 数I・II・A・B・C(ベクトルのみ)
理科 300点 150分 物理・化学・生物から2科目選択
外国語(英語) 300点 90分 コミュ英I・II・III、論理・表現I・II・III

前期日程合格のための戦略

個別試験重視の対策が必要

前期日程では個別学力検査の配点が65.5%と高いため、二次試験対策が合否を左右します。

学科 個別試験の傾向 共通テストで重視される科目
園芸学科 数学+生物/化学 数学・理科(特に生物)
応用生命化学科 数学+化学必須+生物/物理 化学・数学
緑地環境学科 数学+生物/化学 生物重視、国語や社会も配点高め
食料資源経済学科 数学+国語 数学・国語・社会(文理融合型)

ポイント

  • 数学は全学科必須。
  • 理科は学科によって比重が変わる(生物重視か、化学重視か)。
  • 英語は科学系長文が多く、専門用語対策が有効。

数学対策のポイント:

  • 微積分の計算力向上が最重要
  • 確率・統計の基本概念を確実に
  • ベクトルの空間図形への応用力

理科対策のポイント:

  • 化学選択者:有機化学と生物化学の境界分野を重視
  • 生物選択者:植物生理学と生態学の基礎固め
  • 物理選択者:力学と電磁気学の基本法則を確実に

英語対策のポイント:

  • 農学・環境学分野の専門用語に慣れる
  • 科学技術英語の長文読解力を鍛える
  • 英作文では論理的な文章構成を意識

後期日程入試の特徴|前期とここが違う!

後期日程基本情報

試験日: 2025年3月12日(水) 合格発表: 2025年3月20日(木) 募集人員: 計41名

 

学科 後期募集人員 志願倍率(2024年度)
園芸学科 9名 4.5倍
応用生命化学科 7名 6.2倍
緑地環境学科 17名 5.1倍
食料資源経済学科 8名 6.8倍

後期日程の配点(875点満点)

共通テスト: 475点(54.3%) 個別学力検査: 400点(45.7%)

前期と比べて共通テストの比重が高くなるのが特徴です!

 

併願校戦略|園芸学部志望者の賢い選択

公立大学併願パターン

同レベル・関連分野の併願校

大学・学部 偏差値 特徴 併願理由
東京農工大学 農学部 55-60 農学の総合大学 農学分野の名門、アクセス良好
宇都宮大学 農学部 50-55 地域密着型農学教育 合格可能性を高める安全校
茨城大学 農学部 47-52 実践的農学教育 確実な合格を狙える
静岡大学 農学部 50-55 温暖な気候での農学研究 地理的条件の異なる環境で学習

 

私立大学併願校

同系統・同レベル私大

大学・学部 偏差値 特徴
明治大学 農学部 55-60 私大農学の最高峰
東京農業大学 農学部 50-57 農学専門の伝統校
日本大学 生物資源科学部 47-52 幅広い分野をカバー
玉川大学 農学部 45-50 少人数教育が特色

 

併願パターンの例

理系重視型:

  • 千葉大園芸学部(第一志望)
  • 明治大農学部(併願校)
  • 東京農業大学(安全校)

文理融合型:

  • 千葉大園芸学部食料資源経済学科(第一志望)
  • 明治大農学部食料環境政策学科(併願校)
  • 日本大学生物資源科学部(安全校)

後期日程併願戦略

多くの受験生は前期日程で千葉大園芸学部、後期日程では以下の選択肢を検討します:

  1. 千葉大学内の他学部(理学部生物学科など)
  2. 他大学の農学部(東京農工大、宇都宮大など)
  3. 関連分野の学部(環境系学部、生命科学系学部)

進路とキャリア

園芸学部の卒業後の進路は幅広いです。

  • 就職先
    • 種苗・農業関連:タキイ種苗、サカタのタネ、カネコ種苗
    • 食品関連:味の素、キリン、明治、アサヒビール
    • 環境・建設:大成建設、清水建設、日本工営
    • 公務員:農林水産省、環境省、地方自治体

また、大学院進学率は約40% と高く、千葉大学大学院園芸学研究科を中心に研究を深める学生も多いです。

まとめ|千葉大園芸学部で夢を実現しよう

千葉大学園芸学部は、日本で唯一の学部として、学問的にも社会的にも非常にユニークな存在です。入試制度も一般入試に加え、推薦型・総合型・留学生選抜と多様であり、自分の強みを活かした受験が可能です。

特に「園芸産業創発学プログラム」は全国的にも珍しい実践型入試であり、園芸や食に本気で取り組みたい受験生にとっては大きなチャンスです。

チバガクでは、園芸学部志望の受験生に向けて、現役千葉大生による個別指導や小論文対策サポートも実施しています。ぜひ活用して、合格を勝ち取りましょう

千葉大学合格への第一歩は、正しい情報収集と戦略立案から始まります。

この記事を読んで千葉大学園芸学部についてさらに詳しく知りたい方、入試対策について相談したい方は、
ぜひチバガクの無料相談をご利用ください!現役千葉大生が一人ひとりの状況に合わせた具体的なアドバイスを提供します。

↓↓無料の進路相談はこちら↓↓
無料相談はこちら

千葉大学受験の専門家である現役千葉大生講師陣があなたの疑問にお答えします。園芸学部の詳細な情報から具体的な学習計画まで、なんでもお気軽にご相談ください!