こんにちは、チバガク運営事務局です!
この記事では、千葉大学を目指す受験生にとって大きなチャンスとなる「学校推薦型選抜(推薦入試)」について、制度の全体像から具体的な対策まで、あらゆる角度から徹底解説します。
推薦入試は、共通テストや一般選抜だけでは測りきれない個性や意欲を評価する制度です。部活動や課外活動での実績、学びへの熱意をしっかり伝えることができれば、合格の可能性は大きく広がります。
チバガクでは、現役千葉大生による個別指導やオンライン面接練習も提供しているので、ぜひ最後まで読んで活用してくださいね。
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推薦入試の全体像
実施学部と募集人数
千葉大学の推薦入試は、以下の学部で実施されています。
学部 | 学科・コース | 募集人数 |
文学部 | 行動科学 9名/歴史学 5名/国際言語文化学 10名 | 24名 |
法政経学部 | 法政経学科 | 3名 |
教育学部 | 学校教員養成課程 | 24名 |
園芸学部 | 園芸学科ほか3学科 | 6名 |
薬学部 | 薬学科(6年制) | 10名 |
看護学部 | 看護学科 | 18名 |
情報・データサイエンス学部 | 情報・データサイエンス学科 | 30名 |
特に情報・データサイエンス学部は、推薦枠が30名と最多で、近年の注目分野に力を入れていることがわかります。
推薦入試の出願に必要な書類(共通)
- 調査書(高校が発行、評定平均を含む)
- 志願理由書(各学部指定の様式、800〜1200字程度が目安)
- 推薦書(校長印)
- 活動報告書・課外活動記録(学部により様式あり)
- 成績証明に関する資料(必要に応じて外部検定試験のスコア提出:例 英検、TOEFL、GTEC など)
- 写真票・志願票(インターネット出願サイトで作成・印刷後に提出)
- 受験票(出願後に交付、試験当日に持参)
学部ごとの追加書類例
- 文学部:志願理由書、小論文課題提出あり。
- 情報・データサイエンス学部:英語外部検定スコアの提出(共通テスト必須、女子枠あり)。
- 教育学部(英語教育コース):英語外部検定試験の成績表提出。
- 園芸学部:課題提出や研究計画書を求められる場合あり。
- 薬学部・看護学部:医療系資格志望理由の詳細な記載が必要(志願理由書に含む)。
出願書類は「必着」が原則で、消印有効ではない点に注意してください。また、各学部でフォーマットや提出方法が異なるため、必ず最新の募集要項を確認する必要があります。
基本スケジュール(2025年度入試)
学部名 | 出願期間 | 試験日(小論文・面接) | 合格発表 | 入学手続締切 |
文学部(人文学科) | 2025/10/28~11/6 | 2025/11/15~16 | 2025/12/12 | 2026/2/18 |
情報・データサイエンス学部 | 2025/10/28~11/6 | 2025/11/23~24 | 2026/2/10 | 2026/2/18 |
薬学部 | 2025/10/27~11/5 | 2025/11/15 | 2026/2/10 | 2026/2/18 |
看護学部 | 2025/10/27~11/5 | 2025/11/15 | 2026/2/10 | 2026/2/18 |
医学部(地域枠) | 2025/11/1~11/5 | 2025/11/30 | 2026/2/10 | 2026/2/18 |
出願形式は全学部共通で「ネット出願+郵送書類の必着」が原則です。ネット登録だけでは出願完了になりませんのでご注意ください。
文学部は「一次選抜当日(11/15-16)」に面接も含まれる一斉型、IDSなどは「一次(11/23-24)」→「共通テスト成果後に最終判定(2/10)」という二段階方式です。
このスケジュールから逆算して、志願理由書・小論文・面接の準備を早めにスタートするのがカギです。
出願条件と評定基準
推薦入試の出願条件は厳格に定められています。
- 校長推薦が必要
- 評定平均:原則「A段階(4.3以上)」
- 志願理由書の提出
- 現役生のみ受験可能(浪人生は対象外)
さらに学部ごとの基準は次の通りです。
学部 | 評定平均の目安 |
文学部 | 4.3以上 |
法政経学部 | 4.3以上 |
教育学部 | 4.3以上(コースにより変動) |
薬学部 | 4.5以上 |
看護学部 | 4.3以上 |
情報・データサイエンス学部 | 4.3以上 |
薬学部の基準が特に高い点に注目です。
選考方法の特徴
推薦入試の評価は「書類+小論文+面接」が基本です。
文学部
小論文(文学・歴史・言語など人文学テーマ)
面接(個別または集団)
調査書・志願理由書
情報・データサイエンス学部
書類審査
小論文(データや情報に関する課題)
面接(論理的思考力・プレゼン力重視)
薬学部
書類審査
小論文(医療・薬学・生命倫理)
面接(場合によって筆記試験あり)
看護学部
書類審査
小論文(医療・看護テーマ)
個人面接(使命感や適性を重視)
園芸学部
書類審査
小論文(農学・環境課題)
面接
倍率と難易度
過去の実績から、文学部推薦入試の倍率はおおむね 2.3~2.9倍 で推移しています。
共通テスト利用の一般入試より倍率は低いものの、評定上位層が集まるため「推薦組の中での熾烈な競争」となります。
推薦入試に強い志願理由書の書き方
志願理由書は「推薦入試の合否を分ける最重要書類」です。
学部名 | 志望理由書の文字数・様式 |
文学部 | 様式指定あり。800~1200字程度が一般的(要項に明記)。 |
情報・データサイエンス学部 | 様式指定あり。1000字以内が目安(外部検定スコア提出も必須)。 |
薬学部 | 様式指定あり。800字以内(A4・1枚)。 研究や学びへの意欲を重点に記載。 |
看護学部 | 様式指定あり。1200字以内(A4・1枚)。 看護師志望理由と活動経験を記述。 |
医学部(地域枠) | 志望理由書の提出必須。1000~1200字程度。 地域医療志向を中心に記載。 |
志望理由書(例:文学部人文学科)
私は千葉大学文学部人文学科を志望する理由として、大きく二つの動機があります。第一に、人文学の幅広い分野を体系的に学ぶことで、自らの関心である「言語と文化の関係性」を深く研究したいという思いです。第二に、千葉大学が提供する学際的な教育環境を通じて、地域や国際社会に貢献できる力を養いたいと考えているからです。
私は高校時代から外国語の学習に強い関心を抱き、英語に加えて第二外国語のドイツ語にも取り組んできました。その過程で、単なる言語スキルの習得にとどまらず、言語が文化や社会的背景と密接に結びついていることを実感しました。例えば、英語の表現一つをとっても日本語には直訳できない文化的な意味を持つことがあり、その背景を理解することで相手の考え方や価値観に近づける感覚を得ました。この経験から、言語と文化の関係性を学問的に探究したいという強い関心が芽生えました。
千葉大学文学部人文学科では、言語学、文学、歴史学、哲学など多様な学問領域を横断的に学ぶことができます。特に国際言語文化学コースでは、言語と文化を多角的に研究するカリキュラムが整備されており、私の関心分野と高い親和性があります。また、ゼミナール形式の少人数教育を通じて、専門分野を深く掘り下げると同時に、論理的思考力や表現力を鍛えることができる点に大きな魅力を感じています。
さらに、千葉大学は地域社会との連携を重視している点でも志望理由があります。例えば地域文化や国際交流に関するフィールドワークの機会が豊富に用意されており、学びを教室にとどめず、実際の社会に活かすことが可能です。私は将来的に、異なる文化的背景を持つ人々が相互理解を深め、共生できる社会の実現に貢献したいと考えています。そのためには、理論的知識と実践的経験の両方を積むことが不可欠であり、千葉大学の学びのスタイルはまさに私の目指す方向と一致しています。
加えて、千葉大学は外部英語検定試験(英検やTOEFLなど)の活用や、交換留学制度を通じた海外での学習機会が充実しています。高校時代に英検準1級を取得した私は、さらに高いCSEスコアを目指しつつ、大学在学中には留学を経験し、現地の学生と共に研究活動を行いたいと考えています。これにより、国際的な視野を持ちながら、日本と世界の架け橋となるような研究者・教育者として成長していきたいです。
以上の理由から、千葉大学文学部人文学科での学びを通じて、自らの研究テーマを深め、将来的には社会における多文化理解の推進に寄与する人材となりたいと考えています。
構成のポイント
- 志望動機の明確化:なぜ千葉大学なのか、将来のビジョンとの接続
- 高校での取り組み:学業・部活・社会活動の成果を具体的に
- 大学での学習計画:学びたい分野と研究テーマを明確に
- 千葉大を選ぶ理由:他大学との違いを理解しているか
チバガクのオンライン指導では、現役千葉大生が実際に合格した志望理由書の書き方をアドバイス。添削も受けられます。
面接対策の実践法
よく聞かれる質問例
・志望理由は?
・高校で最も力を入れたことは?
・将来どのように社会に貢献したいか?
学部別の専門質問
・文学部:文学・歴史・言語の基礎知識
・法政経学部:社会問題への考え方
・教育学部:教育現場の課題や教師の役割
・薬学部:医療・薬学への関心と理解
・看護学部:看護職への使命感
面接のポイント
・結論を先に話す(PREP法を意識)
・具体例を交える(体験を語る)
・熱意と誠実さを表現
・逆質問の準備も忘れずに
チバガクでは「模擬面接」も現役千葉大生と実施可能。実戦練習で自信をつけましょう。
小論文対策
小論文は学部ごとにテーマが大きく異なります。
推薦入試 小論文の出題形式(学部別)
学部 | 形式 | 出題内容の傾向 |
文学部 (人文学科) |
現代文資料型 | 文章資料(哲学・社会学・文学理論など)が提示され、それを読解して自分の意見を論理的に展開する形式。日本語で出題。テーマは「文化」「言語」「社会」など。 |
情報・データサイエンス学部 | テーマ型論述 | データやグラフ、短文資料を提示し、それを分析・解釈した上で意見を述べる形式。論理的思考力や文章構成力を重視。数学や統計的要素が絡む場合もある。 |
薬学部 | 現代社会系資料 +論述 |
医療や薬学に関する文章(例:医薬品開発、倫理問題)が与えられ、それを要約・評価・自分の意見を記述する形式。専門知識よりも「科学への関心・倫理的思考」を測る。 |
看護学部 | テーマ型 +体験反映型 |
看護や医療に関する課題文が与えられ、それを踏まえて「人間理解」「ケアの意義」「チーム医療の重要性」などを論述する。現代文資料型に近いが、自己の体験を重ねる設問も多い。 |
医学部 (地域枠推薦) |
現代社会系資料 +論述 |
医療制度や地域医療に関する文章資料をもとに論述。学問的な知識というより「地域医療への関心と理解、論理性」を測る。 |
書き方の基本
- 導入:問題提起・背景整理
- 本論:主張+根拠+具体例
- 結論:まとめ+今後の展望
評価は 論理性・表現力・独創性 が中心です。
併願戦略と注意点
・国公立との併願:千葉大推薦に合格すると、他の国公立大の推薦・総合型に合格しても千葉大一般入試は受験できません。
・私立との併願:可能。ただし推薦と一般の勉強を両立させる必要があります。
推薦入試の準備スケジュール
高校2年生
・春:志望学部を決定、評定平均の確保
・夏:オープンキャンパス参加、志望理由を固める
・秋:リーダー経験を積む、専門分野の学習を始める
・冬:志望理由書の構想、基礎的な小論文練習
高校3年生
・春:志望理由書作成、小論文対策本格化
・夏:志望理由書完成、模擬面接を重ねる
・秋:出願書類の最終確認、直前模試・過去問演習
・11月:出願・本番に備えた体調管理
よくある質問(FAQ)
Q1:浪人生は受けられる?
→ 学校推薦型は現役生のみ。浪人は対象外。
Q2:不合格だった場合、一般入試に影響はある?
→ 影響なし。ただし合格した場合は入学確約のため、他大学一般には進めない点に注意。
Q3:志願理由書の文字数は?
→ 学部ごとに異なるが800~1200字程度が一般的。
Q4:面接は英語で行われる?
→ 国際教養学部など一部学部では英語質疑があるケースも。
まとめ:推薦入試で合格をつかむために
千葉大学の推薦入試は、評定や学業だけでなく「人間性・熱意・将来性」を重視する入試です。
成功のポイントは以下の5つ。
- 早めの準備:高2から逆算して取り組む
- 評定平均の維持:4.3以上は必須水準
- 課外活動の実績:リーダーシップや社会貢献を示す
- 志願理由書・小論文・面接の完成度
- 現役千葉大生からのフィードバック活用(チバガク)
推薦入試は難易度が高いですが、しっかり準備すれば十分にチャンスがあります。
あなたの努力と熱意が伝われば、千葉大での新しい学びの扉がきっと開けるはずです。
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